さて、前回は上海のクリニックにおける新たなサービスとは!?というところまででしたね。
私達は診療費を大幅に上げることはせず、その代わり新たなサービスを導入していこう!という方針に決めたのでした。
売りになるような新しいサービスってなんだろう。。。
医師やスタッフと色々話をして、まず私達のクリニックの強みを話し合いました。医師が優しい、経験が豊富、小児科の専門である、アレルギー関連にも強い、電話対応も受付も100%日本人スタッフである、空港から近い、送迎がある、上海在住の日本人心理士が常駐している、日本から精神科医が2ヶ月に一回診療に来る・・・などなど。
スタッフからどんどん強みが出てきたのが嬉しかったですね。
そして次に、上海在住の日本人の特徴的な健康問題について話し合いました。
子連れの若い駐在員家族が多いため小児科が必要、異文化での仕事・生活からくるストレスが強い、職場や街中での喫煙率が高く、禁煙していた人も喫煙を始めてしまう、大気汚染によるアレルギー・呼吸器系疾患が心配などなど。その中で小児科も心理カウンセリングもアレルギー疾患外来もすでに取り組んでいることだったので、新たに禁煙外来を始めることにしたのです!
これについては院長が率先して動いてくださいました。
元々タバコが嫌いな院長だったから、かもしれません(笑)。
しかし、最初は禁煙外来が上手くいくか半信半疑でした。だって、いくら1人で禁煙頑張ろう!って思っても、職場や路上でまわりの人がプカプカ吸ってたら、心が折れませんか?(まる子は非喫煙者なので、その辺の心理はよく分からないのですが・・・)
でも、だからこそ、やめたいと思った人はクリニックにいらっしゃるんですよね。噂を聞きつけて受診してくださる駐在員の皆様を見て、そう思いました。
【海外プロジェクトブログその4】