オヤミル取材「地域でお互いを支え合うための通貨とは!?」

参加する

北原病院グループでは「はびるす」という地域通貨システムの運用を行なっています。

この地域通貨はサービスやモノと交換して循環させるシステムとなっていて、病院運営のボランティア活動をしてくれた市民に発行されるため、病院側ではボランティアが患者の生活や余暇活動のお手伝いなど貴重な労働力となり、市民は地域通貨を使って医療サービスを受けることができます。そのため、互いに助けられ支えあう活動となるのです。市民の方が運営スタッフとして病院に参加することで、病院の中を知ることや医療について勉強することも出来ます。

その地域通貨システムを、介護する人とリハビリ専門職を繋げるサイト「オヤミル」に取材して頂きました。

記事では地域通貨システムを運営している作業療法士の峯尾が、はびるすについて語っております。

はびるす_3

北原国際病院といえば、ITの新たな取り組みや、カンボジアに救命救急センターを立ち上げられるなど、様々な試みをされている著名な病院だ。

北原国際病院は、地域(八王子)の活性化のために、地域通貨「はびるす」を発行している。
「はびるす」は、各種のボランティアをして頂ける方に、報酬として「はびるす」というポイントをもらえる制度であり、将来自分や家族が入院したときに、そのポイントを使えるというシステムだ。
元気なうちに誰かを支え、自分が支えられる時期がきたら、誰かに支えてもらう。
そういった地域の中での交流、そして世代間の交流を通して、地域を活性化していこうとしている。

完全なボランティアだと持続するのが大変な一方、完全な利益重視だと、利用者ニーズが見えなくなるというジレンマがある中で、このような取り組みは非常に素敵でかつ論理的であると感じる。

はびるす_2

人と人を繋げるのは、人であり人の想いである。
「一人ひとりが主体性を持って地域で支えあおう」という理念は重要だ。
ただ、理念だけでなく、それがうまく循環する仕組みも必要なのではないかとも思う。
「はびるす」が潤滑油となって、人と人が繋がり、お互いを支えあっていく。
今後も八王子の地域が活性化していくのが楽しみだ。

オヤミルWebサイトはこちら