沖縄北部やんばる長寿地域における双方向テレビを活用した医療・介護・生活支援が一体となった体制構築実証事業がスタート

2023年11月8日

報道関係各位

株式会社Kitahara Medical Strategies Internatioanl
医療法人社団KNI

沖縄県国頭村

沖縄北部やんばる長寿地域における双方向テレビを活用した
医療・介護・生活支援が一体となった体制構築実証事業がスタート

 

株式会社Kitahara Medical Strategies International(所在:東京都八王子市、代表取締役:石橋千賀、以下 KMSI)、医療法人社団KNI(所在:東京都八王子市、理事長:北原 茂実、以下、KNI)、並びに沖縄県国頭村は、高齢者が使い慣れているテレビに誰でも簡単にビデオ通話等を行うことができる機能を加えた双方向テレビの活用を通じ、主に高齢者を中心としたコミュニティーにおいて、関係者との継続的な情報連携を図り、医療・介護・生活支援等が包括的に提供できる体制の構築に向けた実証事業を、2023年7月より開始しました。

沖縄県の北部に位置する国頭村は長寿の村として有名ですが、現在は健康寿命の低下、高齢・過疎化の影響により、特に高齢者が地域で自立して生活することが難しくなりつつあります。当該地域には国立公園などの山々に囲まれた部分が多く、特に東側地域においては、西側海岸部にある役場や診療所等の公共施設へのアクセスに時間がかかり、また、慢性的な人手不足もあり、先の課題解決に困難を抱えています。

一般的な見守りシステムはITを使用したものが多く、ITデバイスを扱うことが難しい高齢者は十分に活用できない状況です。KMSIはその点に着目し、使い慣れている自宅のテレビに設置でき、リモコンのボタンを押すだけで簡便に操作可能な双方向通信デバイスを開発、それを活用しながら、医療・介護・生活支援等を包括的に提供できるサービスの実現を目指しています。

今回の実証実験では、高齢者宅に設置した双方向テレビと、役場、社会福祉協議会、公民館、協同店(住民が買い物を通じて集うコミュニケーションの場)、診療所、家族などとビデオ通話でつなぐことができる体制の構築に取り組みますが、単に機器の導入を目的とするのではなく、KMSIの医療スタッフも常駐することで、リハビリなどの現地ニーズに即した体制構築をリアルとリモートも加味し、当該テレビというツールの利用方法まで踏み込んで実証する予定です。その結果、場所に依存することなく、見守りや生活全般の支援、遠隔健康相談・診療などが実現し、高齢者がいつまでも地域で自立して生活できるコミュニティーの再構築が期待されます。

 

株式会社Kitahara Medical Strategies Internationalについて
国内にて医療、健康生活に関わる事業の開発・運営や、海外への医療輸出事業を行う。東京都八王子市で2019年から市民の「命・生活・意思」を守るための包括的サービス「北原トータルライフサポート倶楽部」を運営。
Webサイト:https://kitaharamsi.com/

医療法人社団KNIについて
1995 年に東京都八王子市に設立。八王子市に4施設を開設し、脳と心臓に関わる疾患に対して予防、救急・手術からリハビリテーション・在宅まで一貫した最先端の医療を提供している。急性期病院である北原国際病院は脳血管疾患の治療数において東京都で高い実績を誇る。
医療法人社団KNI Webサイト:https://kitaharahosp.com/

 

 

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

株式会社Kitahara Medical Strategies International 山﨑(やまざき)
〒192-0045 東京都八王子市大和田町4-1-18 3F
TEL:042-642-8882
E-Mail:makoto_yamazaki@kitaharahosp.com