☆現地看護師より☆  〜クメール正月のお祝い〜

活動報告
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カンボジアには3回お正月があります。1月1日の「国際 New year」、2月の「チャイニーズ New Year(旧正月)」、そして4月半ばにある「Khmer New Year」です。

国立コサマック病院は、元々お坊さんのための病院でした。そのため、仏教に因んだ行事があると、院内にお坊さんが集まり盛大にお祝いをします。

私も脳外病棟の婦長さんに誘われ、お祈りから托鉢?まで一緒に行ってきました。病院周辺に住む人も集まり、人で溢れかえっています。托鉢では炊いたご飯だけでなく、お金やお水、乾麺(大体袋ラーメン)、砂糖入りコーヒーなどを渡します(ちょっと内容的に不健康だと思うのは私だけでしょうか?)
病院の医師が「昔はお金は渡さなかったんだけどね…」とちょっと意味深な様子。

病棟に戻り、一通りの業務が終わった後は、恒例の病棟でのプチパーティです。大きなイベントがある際は、必ず行われるこのパーティー。ナースステーションが会食場に変わります。
毎回、ヌンバンチョと呼ばれる伝統料理(ヌードル)を皆で食べるのですが、今回はデリバリーピザとコーラに変わっていました。

来週1週間はクメール正月のため、学生さんが来ないそう。コサマック病院では、慢性的なマンパワー不足から、学生インターン生が重要な戦力となっています。正月半ばからは飲酒運転による事故者が続々と運び込まれてくるそう。
カンボジアも日本も病院に休みがないのは変わらないですね。

今年もコサマック病院とそこで働くスタッフにとって、実り多き年となりますように、願いをこめて。