kossamak病院でOPEミッションを行いました ★その2★

活動報告
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みなさんは術前の準備でなぜ錆落とし?と思った方もいらっしゃるかと思います。錆ている道具で手術!?日本では考えられないと思いますが、みんなでびっくりするぐらい錆びているんです。

カンボジアは他国からのドネーションがベースにあるので、10年間も同じ道具を使用しています。
また手術器具は体内に入れるものなので滅菌にする必要があるのですが、滅菌の機械の乾燥がちゃんと行われていないのか、器具のBOXの中に水が貯留して保管されていました。
今回、私たちは、手術によっての感染が最小限になるように錆落としを使い、頑固な錆を落としました。この頑張りがあり、かなりきれいになり無事手術で使われ、術者からはスムーズに器具が動いてよかったと言っていただけました。

今回、私たちの活動を通してカンボジアのOPE看護師も錆が落ちるということに驚き、ほかの道具も錆落としを使って早速やってくれていました。きっと彼らには方法がわからないだけなのかもしれません。少しの技術、知識を提供するだけで変わることができると再認識できました。

日本には日本の環境があり、カンボジアにはカンボジアの環境があり、そこでできる事を彼らはやっています。少しの手を貸すだけでよりいい医療へと変わります。皆さんの中で錆取り剤やブラシを持っておりましたら是非寄付をお願いします。