就職活動を開始して最初に見学した医療機関が当院でした。働いているスタッフがキラキラ輝いて見えたことを今でも鮮明に覚えています。その後、いくつかの医療機関を見学しましたが、どこに行っても、気づけば当院と比較している自分に気づきました。

また、他の医療機関の記憶が不鮮明だった一方、当院の記憶だけカラーで鮮やかで、心から「ここで働きたい！」と思い応募書類を送りました。

 

私の仕事の大半は、患者様が再び働くための準備をお手伝いすることです。例えば、病院の中で行う訓練もそうですが、病院外でバスや電車に乗る練習に同行すること、履歴書を書くこと、自分の症状について上司に説明する方法を検討すること、実際に上司と話し合い復帰する業務を提案することなど、再び働くためのあらゆることに関わっています。これまでは患者様の働くためのお手伝いが多かったのですが、最近では、当院で働く障害者の実習やサポートもする機会が増え、おのずと、色々な人が働きやすい職場や社会ということを考える機会が増えました。このような視点は、少し広くとらえると、生きやすい社会を考えることにつながり、“まちづくり”にもつながっていきます。

 

“就労”を軸に、　広く浅く

「広く浅く」という表現は、一見ネガティブな表現に聞こえますが、実は、広く浅く取り組んでいくうちに、きちんと軸が絞られ、全てがつながってくることを体感している今日この頃です。

 

 

「今すぐできなくても、いつか必ずカタチにできる」

これは、私が1年目の時に作業療法士の先輩からかけていただいた言葉です。1年目の当時は何をどう考えて行動すれば良いかわかりませんでしたが、それでも「もっとこうしたらいいのでは」、「こんなことができたらいいな」とアイディアを出すことはできます。そのアイディアを書き溜めておいて、少しずつ力がついてきたら実行に移せば良いのだとアドバイスいただきました。

どんな時も想いをめぐらせて、夢を膨らませていてください。困難にぶつかった時には、どんどん声をあげてください。

もしかすると他にも同じように考えている人がいるかもしれないし、その想いが集まった時に大きな力になります。この職場には、あなたの想いや夢に耳を傾け、一緒に考え行動してくれる仲間がいます！

あなたの夢、一緒に実現してみませんか？さあ、今日からあなたもKNIの仲間です！
 
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