患者さん、ご家族、スタッフ。みんなが集う場を病院に。

活動報告

北原グループのコンセプトを見せる小さな場「Kitahara Cafe」

八王子にある北原国際病院には患者さんやそのご家族、病院スタッフまでが集い、くつろげる「Kitahara cafe」があります。

リラックスできる空間で簡単な軽食やコーヒーをとりながら、職員や患者さん同士で話す。時には、近隣の保育園の子供が遊びに来たり、スタッフがレクリエーションを行い、病院での閉鎖亭な生活に刺激を与えてくれます。

cafes_2しかし、これは単なる患者さんやご家族やスタッフに対するサービスだけではありません。そこには、北原グループの理念を共有し、コンセプトを見せる場を作りたいという考えがあります。

北原グループでは、ご存じのとおり、医療を医療施設の中だけに留まるものとして捉えていません。医療をもっと広義なものとして捉えており、すべての産業は医療であり、すべての市民もまた医療者であるという捉え方をしています。したがって、農業などの一次産業や教育等も、当然、私たちが考える医療に含まれることになります。これが総合生活産業という考え方です。

リハビリ病院で牛を飼ったり、畑を耕したりという活動もすべてこの考え方に結び付いています。

病院に牛や羊がいたら、退屈な病棟から抜け出し、会いに行きたいと思う。私たちは、その何かをするために自分で動きたいと思うことが非常に重要だと考えています。

cafe3s患者さんに、生活を与えるのではなく、自ら考え、自分の意思で動く、自ら「生活」をプロデュースするそんな環境つくりが大切です。

 

4F Kitahara cafeも小さいながらも北原グループの理念・コンセプトを示すものとして始められたものです。患者さん・ご家族・スタッフや子供たちがお互いに空間を共有し、ふれあい影響し合うことで、自然治癒力が高まり健康になる、”いるだけで健康になる町”の小さい版を目指しています。

 

医療のまち・総合生活産業とは

北原国際病院