2016年夏にカンボジアの首都プノンペンに開院するSunrise Japan Hospital, Phnom Penh。
そのオープニングスタッフとなるカンボジア人医療者が日本式医療を学ぶ事が出来るよう、医療法人社団KNIにて医療研修の受け入れを行っていました。2016年3月末現在、昨年11月末に帰国した第1期生が、カンボジアでの活動を開始してから4ヶ月が過ぎようとしています。
新病院OPENのために忙しく動き回っている彼らは本当に逞しく見えます。
以前であれば『何をしたらいいですか?』と聞いて指示を待つだけだった彼らも、今では『病棟ではこのチェックリストを使いたい』『患者指導にはこの資料が必要ではないか?』など自発的に提案し、スタッフの一員として働いています。
病院の一員になった彼らのもう一つの役割は『新人教育』です。3月末より新たにカンボジア人看護師が9名入ってきました。今までは日本人が担当していた教育を一部彼らで行いました。
【挨拶】【身だしなみ】【5S】【基礎看護】など基本的なことではありますが、指導者として新人にどう教えるべきなのか?を話し合い、自分達で資料を作り準備をし当日を迎えました。『教えられる側』から『教える側』になった彼らを後ろの席から見た時は、本当に本当に誇らしい気持ちになりました。話し始めは緊張していた彼らも徐々に慣れ、緊張している新人をどう和ませて意見を話させるかなど工夫しながら教育を行ってくれています。
ちょうど一年前に教室の前で見た初々しい顔つきが、一年経った今、逞しく自信を持った顔に変化していて成長をまじまじと感じることが出来ました。
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