現地で発揮する、日本での研修成果

『オハヨウゴザイマス』からStartしたカンボジアでの初出勤日。

研修生がカンボジアに帰国したら「以前のように時間管理や挨拶を何度も指導しないといけないのか?」と、一抹の不安を感じていましたが、一瞬でその不安は無くなりました。

8:15AMの始業15分前には到着し、着替えて仕事の準備をして待機していました。仕事中も時間管理を自分達で行い、On-Offのメリハリをつけることが出来ています。日本へ研修に行くまでは、時間管理の大切さや仕事のメリハリなど理解することが困難な様子でしたが、今ではそれが彼らの『あたりまえ』になっています。

まだ病院の建物が完成していないため、帰国後もすぐに医療行為を行う事は出来ません。しかし、帰国後は【Trainee】ではなく【Worker】として勤務するという意味を少しずつ理解してきており、自分達が働きやすい病院とは?を考え、マニュアル作りや開院に向けた準備などを積極的に行っています。日本人にとっても初めて経験する業務が多いため、『何もないところから作り出す』という難しさがありますが、以前のように意見がまとまらずに四苦八苦するということはなくなりました。チームとして動く事ができるようになった事で、『1人1人の意見をまとめあげ、一つのものを作る』ということが出来るようになりました。

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新病院の理念にある6 values(1,愛 2,誠 3,朗 4,匠 5,和 6,営)はまだ十分とは言えないかもしれませんが、北原国際病院での研修で身に付いたことを日々感じます。日本での研修は時には彼らにとって厳しいときもあり、悔しい思いも多くあったと思います。しかし、長期研修を乗り越えた彼らは、今、新病院にとって無くては成らないスタッフになっています。

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