奇跡はしかるべくして起こる

今回でカンボジアプロジェクト立ち上げ記は最終回になります。

今まで9回、カンボジアプロジェクト立ち上げ記を書いてきましたが、その後も紆余曲折があり、更に多くの方々との出会いを経て、今のカンボジアプロジェクトの形があります。

当時、プロジェクト初期の段階のもがき、あがきを考えれば、カンボジアにクリニックが出来、駐在員が常駐し、病院の建設起工式も行われた現在の状況は本当に奇跡のようです。

しかし、奇跡は何もせずには起こりません。しかるべき努力や行動を起こした時に、思い描く夢を忘れず絶対に叶えるのだという強い信念がある時に、しかるべくして、物事は実現するのだと思います。

特に大切なのは信念です。北原国際病院理事長の北原も、「言霊は大事だ」と言っていたことがあります。
必ず実現する、必ず成功するという強い気持ちを持つこと、そしてそれを言葉に出すこと。
これがなくては、カンボジアで日本式の病院を建設するなどという、夢物語のようなプロジェクトは、ここまで辿り着けなかったのではないでしょうか。

このプロジェクトに出会った方々は、誰もが最初は「カンボジアで日本式の病院?」と疑問に思われたことでしょう。不可能と思われたことでしょう。
それでも、この夢を一緒に見よう、一緒に叶えようと思ってくれた方々が、私たちの言葉を信じ、一緒に走り回り、汗をかいてくれました。
人を動かすだけの強い気持ちや信念、そして言葉の力がなければ、出来なかったことです。

プロジェクトはまだまだこれからが本番です。これからもスタッフ一同、努力を怠らず、信念を持って、そして成功を信じて、取り組んでいきたいと思います。

【カンボジアプロジェクト立ち上げ記その10】