はびるすプロジェクトのはじまり

こんにちは、riceです。
今回は、八王子事業の中でも「はびるす」がプロジェクトとして始動した頃のことを書かせていただきます。

「はびるす」がプロジェクトとして始動した頃、私は入職3年目でした。プロジェクトメンバーの大半は入職2年~3年目スタッフでしたので、そもそもプロジェクトがどのように進んでいくのかイメージが浮かばず、先輩スタッフに大きな流れをつくっていただきながらどうにかこうにか進めていった・・・という状態だったと記憶しています。

現在は「はびるす」という名前がついていますが、当時はまだ「地域通貨」と呼んでいましたし、「私たちの目指す地域通貨はどのようなものなのか」「そもそも地域通貨とは何か」ということから調べ始めました。インターネットや図書館でありとあらゆる地域通貨ネタを集め、チームメンバーで持ち寄って、少しずつ「地域通貨」について考えをまとめていきました。

「地域通貨」は商店街や地域活性化を目的に利用されることが多いのですが、私たちは、医療機関の中にどのように地域通貨を組み込むのかを考えました。また、この「地域通貨」を通じてどのように「地域住民」を巻き込むのかという点についても議論しました。

「地域通貨」の価値はどうするのか、循環し続ける通貨にするにはどのような仕組みが必要なのか、誰かが正解を教えてくれるわけではないのですが、でも、どこかに答えを求めてしまっていました。そのような状況の中、「考えるよりも行動しよう!」ということになり、まずは小規模からの発行を試験的に開始しました。

現在は小規模な発行により見出された課題を解決すべく、利用可能サービスの創出に力を注ぐと共にその価値設定を検討しています。
医療を貨幣経済から切り離し、皆さんの将来の健康な生活を支えるためのツールとして「はびるす」を確立していきますので、今後の動きにもご注目ください。

【八王子まちづくりブログその1】