☆現地看護師より☆ 〜医療の専門書が足りない!〜

活動報告
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先日、コサマック病院の先生から脳神経についての参考書をお借りしコピーをしました。先生はアメリカの先生から頂いた物との事。

現地医療スタッフの指導を行う中で、一番大変なのは「参考書がない!」という事。
ポルポト時代に医療書は焼かれてしまい、母国語の医学書はもちろんないのですが、外国語の専門医療書もなかなか入手が難しいカンボジア。学生たちは学校の授業をノートし、インターネットで調べるのが日常です。

変にネット社会になっているため、宿題を出すとWikipediaをコピペという事もしばしば。そもそも手元に教科書がないため、本に戻る習慣がないのです。
そのため、教えるにも苦労します。「言葉」は知っていてもその「意味」を知らない事が多いため、1つの事を教えるにも30分以上かかるのです。(私の勉強になるのはいいのですが…)

私が使用していた教科書は残念ながら全て日本語です。

もしも、英語の使わない医療書をお持ちの方がいましたら、ご寄贈頂けましたらとても有り難いです!
*特に「看護概論」や「基礎看護」などが載っている医療書は、これからそれらを教えていこうと思っているので、大変助かります!

もちろん、看護参考書に限りません。
眠っている本がありましたら、是非カンボジアにご寄付ください!
よろしくお願いします。

(写真はコピーさせてもらった医学書)