☆現地看護師より☆ 〜国立小児病院CPRトレーニング編〜

活動報告
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2ヶ月前より始めた、国立小児病院CPRトレーニング。
今日は笠原から「CPRとは何か?」を、国立小児病院のナースからCPR(一次蘇生)の方法についての講義を行う予定でした。

が、結局私の講義で終了となりました…
受講者は師長さんのため、後で病棟スタッフに対するトレーニングを行わなければなりません。
そのため、心臓マッサージがどうして必要かなど、血液の循環などの説明をしたので、予想以上に時間がかかってしまいました。

受講者は現在40代。看護学生時代は十分な教材もなく、唯一あった教科書も文字だけの資料であった事が多いようです。自分が勉強した環境はいかに恵まれていたのか、本当に実感します。

講義中、「カンボジアはなかなか変わらない」と口癖の様にいう男性看護師。医師とのパワーバランス、病棟間の関係性など色々抱えているようで、病院を変えていく事に対しなかなか否定的(というより、諦め?)

そこで、以前別のカンボジアの看護師から聞いた言葉を贈りました。それは…、

“Start from you (あなたから始める)”

誰も変えようとしなければ、何も変わらないでしょ?と。

この言葉を教えてくれたナースは、前に別の看護師さんから教えてもらったとの事。素敵な言葉だと思います。彼も少しは感じ取ってくれたかな?

私も ”Start from me”
常にこの気持ちを忘れないようにしたいです。