☆現地看護師より☆ 〜JMDO看護師トレーニング 清潔ケア編〜

活動報告
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JMDO看護師 コサル君 (26歳 男性)
現在、彼への教育強化トレーニングを行っています。

注射や傷の処置というよりは、看護の基礎の基礎部分や記録の書き方、看護アセスメントの仕方についてです。
カンボジアでは、病室環境の整備や患者様の清潔ケア、栄養・排泄・リハビリを含む活動といった部分は全て付き添いの家族が行います。そのため、それらは看護として意識されにくいのです。

患者様の身体を拭く時に「ちょっとした体調の変化や身体に皮膚トラブルがないか」を看る事ができ、ベッド周りの整頓が「転倒予防や感染予防、精神的安楽につながる」、そういった一つ一つの看護ケアに意味がある事を知っている看護師さんは残念ながら多くありません(一応保健省の教育カリキュラムには入っているらしいのですが…)

コサマック病院の脳外病棟には脊髄損傷で麻痺を負った方が多く、適切なケアが必要となります。
本日はベッドサイドでの座位中に患者様の足浴を実施。
これはただ単に足をきれいにし患者様へ爽快感を与えるだけでなく、「足の裏からの刺激が神経へよい刺激となるんだよ」と伝えると、一生懸命足の裏を洗っていました 笑

看護の基本はもちろん清潔ケアだけではないので、今度、時間を作って「看護とは何か?」の講義を改めて行おうと思っています。