活動報告

看護師の笠原です。
先週、プノンペン市内にある看護学校の視察を行ってきました。

現在、国立コサマック病院にて学生さんへの指導を行っていますが、実習時期・期間について誰も把握しておらず、一つの病棟に20人以上も一度に実習にくる…　当然、やる事がなく座り込んで携帯をいじってしまう生徒もチラホラ。
せっかく教えていても翌週になったら、連絡なしに急に実習が終わっており、「あー、肝心な所まで教えられなかった！」と思う事もあります。この状況のまま学生指導をしていても埒があかないため、今回コサマックが実習場所となっている看護学校2校の見学をしよう！と思いました。

今回、見学を受け入れてくれたのは、私立の学校と軍の学校の2校。見学して感じたのは、今まで見学した学校と明らかに異なるという事。きれいに掃除されており、物品も整理整頓されていました（こんなこと当たり前ですができない場所の方が多いのです）医療教育を行う上での問題点なども理解し、できる限り自分たちで状況を改善しようとしているところが印象的でした。
2校とも問題点として挙げていたのは教育者の不足です。他大学や病院から講師を呼んでいますが、やはり費用や授業の質などに問題があるそうです。

今回、2校とも今後の担当者となる方とお会いする事ができました。この出会いをきっかけに、より学生教育に介入できればと思っています。