わたしの人生が『色濃い日々』に変わった時

前の病院では3次救急外来とICUに勤務していました。重症な患者さんがたくさん搬送されてくる救急外来での勤務は大変でしたが、看護師としての成長を感じられる職場だったと思います。しかし、患者さんの出入りが激しい救急外来は、その特性上、ひとりの患者さんに関わる事はほとんどなく、救急外来という1つのピースでしか患者さんに関わる事が出来ませんでした。自分が看た患者さんがどのような経過を辿ったのか気になりつつも、次々と運ばれてくる目の前の患者さんの対応を行う事に必死でした。

そんな中、ふと看護師としての自分の今後を考えるようになり、色々な病院のホームページを見るようになりました。偶然にもその中の一つが北原国際病院だったのですが、一つの部署に配属される形ではなく「一人の患者さんを急性期から回復期まで看護できる」システムを見て気持ちが揺らぎました。今まで漠然と抱えていた想いを変える事ができるのではと思い、北原国際病院への転職を決めました。

 

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当院では、今までの経験を活かし、救急外来やICU、急性期病棟を中心に勤務を行っています。前職の配属部署と同じだと思っていましたが全く違いました。「指示に従うためだけに動くのではなく、一医療者として考えながら行動すること」これは当たり前の事ですが、今までは医師や先輩看護師に頼りきっていたのかもしれません。自分の見解を求められたり、判断する経験を積む中で、「考えて行動する」事が身に付いてきたように感じています。最初はとても大変でしたが、当院に入ってからの成長をとても実感しています。また、研修ベースではありますが、内視鏡検査や一般外来での業務も行っていますし、カンボジアから来ている研修生への看護指導も行っています。北原国際病院に入ってまだ1年程度ですが、本当にたくさんの事を経験する事ができており、自然と出来る事が多くなってきているように感じています。

 

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私がこの病院に入職した理由はもう一つあります。それは、海外事業を行っている事。すごく強い想いがあったわけではありませんが、昔から海外で働く事に興味がありました。「若いうちにチャレンジしたい」という思いが頭の片隅にあり、入職する前、当院が行っているカンボジア事業を直接見るためにカンボジアに行ってみました。そして、それは「チャンスがあるなら行きたい」という強い思いに変わったのです。入職後、その思いを看護科長へ伝え、海外候補者として選ばれるよう研修にも励みました。勉強しなくてはならない事も多く、1年間、本当に濃い日々でしたが、その成果を評価していただき、2016年春、カンボジアに設立する救急病院の派遣候補になる事ができました。

現在、私は臨床業務と兼務で、オープニングに向けた準備作業を行っています。決して楽ではないですが、自分の可能性を信じ、今後も挑戦していきたいと思います。

 

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