カンボジアスタディーツアー ★2日目★ ~現地の病院見学~

参加する

スタディーツアー2日目は、私たちNGO日本医療開発機構の活動拠点となる医療現場の見学がメインです。
午前はコサマック病院の見学。案内は、現地スタッフ「笠原」が担当しました。
2014/08/23-28 スタディーツアー311日目のレポートにも書きましたが、カンボジアではポル・ポトによる大虐殺によって大勢の医師や看護師が殺されてしまい、現在も医療従事者の数が不足しています。また設備も教育制度も整っておらず、国内の富裕層は病気になると海外の病院へ通うようになり、国内の国立病院にはお金が回りません。そのため、古い設備・不衛生な環境のまま治療を行い、手術で助かった命が感染症によって失われてしまうといった悪循環が続いています。

コサマック病院における私たちの活動は、脳神経外科疾患の治療が行える脳神経外科センターを設立し、救急、手術、術後管理、リハビリといった一連の治療をカンボジア国民へ提供すること、そして、カンボジア人医療者が自身で安全な医療を提供できる研修の場にすることを目指しています。

参加者の皆さんからは「写真や話で聞いているだけではわからないことがたくさんあった」と、実際に訪れてみて多くのことを感じられたようでした。

午後はKitahara Japan Clinicへ見学に行きました。
DSC01856 カンボジアでの今までの取り組みや、今後の展開について現地スタッフ「亀田」よりご説明させていただきました。
日本式医療の提供を行うKitahara Japan Clinic。海外で医療を行うことの難しさ、そしてやりがいについてご理解いただけたのではないかと思っています。
2014/08/23-28 スタディーツアー11私たちが取り組んでいるのは、これから先10年、20年先を考えたプロジェクトです。
カンボジアで医療がしっかりと根付くため、今後も活動を続けていきます。

3日目はカンボジア南部にあるカンダール州のルミドゥア島での活動をご報告します。

(3日目へつづく)