病院丸ごと輸出

HHRD沿革
【経緯】
2008年:タイの王立銀行総裁の提案による調査開始
2009年:ERIA(東アジアアセアン経済研究センター)の委託研究を受けてのプロジェクト立案
2011年:経済産業省「日本の医療機器・サービスの海外
展開に関する調査事業」委託により
FS実施
2012年:国立病院内にNGO日本医療開発機構による脳神経センター(NICU)設置

TSMC(国立医療従事者養成機関)での教育
活動実施
2013年~ 救命救急センター設立に向けて準備中

HHRDプロジェクトとは?
本HHRDプロジェクトは医療をツールとした社会開発を目的としています。日本で壊滅しかけている医療を海外、まずはカンボジアに輸出することで、カンボジア・日本双方の医療及び経済発展を促すことができます。

HHRD説明図①

まずは、その導入部分である50床の病院建設・運営事業を予定しています。
Phase1で建設・運営する医療施設は、カンボジア国内に既存の競合施設がほぼ無く、最もニーズが高いと思われる脳神経外科専門の救命救急センターとします。脳神経外科は日本の医療の最大の強みです。また時間との勝負の救急分野であるがゆえに、現在カンボジア国外に医療渡航している富裕層を流出させることなく、我々の病院で受け皿となる事が可能です。国内で診療・治療することで、外貨流出防止と共に国内医療の発展に寄与したいと考えています。

一方で貧困層の救済も大切な課題です。こちらに関しては、(株)KMSIの関連団体であるNGO日本医療開発機構により、日本からの派遣医療チームの結成また国立病院内の医療環境を整え、多くの人が医療を受ける事ができる仕組みを作ります。(NGOホームページリンク)
本プロジェクトでは、医療の提供を行うことで医療の底上げをすると同時に、高度医療を学べる場所を提供し、それらが自立して経済的にペイできる仕組みを作っていきたいと考えています。

救命救急センター
HHRDプロジェクトにて設立する救命救急センターにおいては、あらゆる日本の医療産業、また医療・IT技術を集結させていく予定です。ITを駆使した遠隔診療や画像転送システムの構築、また自動問診システムなどの実証なども視野に入れています。

HHRD説明図②

本格的な高機能病院が無いカンボジアにおいて、本HHRDプロジェクトを実施し、あらゆる日本の産業が同時進出すれば、設立される救命救急センターは良質な日本製品のショールームとしてカンボジアのみならずASEAN全体の市場の確保につなげることができます。
その経済の潤いにより衰退している医療関連産業が復活し、日本の医療並びに経済が救われる一助になればと考えます。

カンボジアにとっても理想的な医療供給体制が確立し、将来的に医療立国出来る可能性があります。良質な医療の普及は、社会の安定や社会開発のきっかけとなり、現在海外流出している医療費を国内に留めるのみならず、外国からの投資を促進させるきっかけにもなるでしょう。

HHRD説明図③

このように進出元・進出先双方にとってWin-Winの本HHRDプロジェクトはODAとは異なる新たな支援の形といえましょう。このモデルは他国でも活用でき、世界各国との信頼関係の醸成に役立つと考えております。